~FE初心者へ捧ぐ~一個人の勝手な全作評価
この記事はTCU-CTRL場外乱闘 Advent Calendar 2020 - Adventar9日目の記事です 。
前回の記事はこちら。
cap-pepsi.hatenablog.com
最近碌に外に出てないし通勤通学でしか使ってない自転車で適当に走るのもありかなぁと思いました。(小並感)
初めに
皆さんファイアーエムブレムをご存じでしょうか。
スマブラで緑川光や福山潤らが演じる美男美女が剣振ってたり、最新作が発売された時にはTwitterで阿鼻叫喚の嵐が巻き起こったり、開発が道徳0点だとか言われたり、また最近では某通販サイトではバグを疑うレベルで安くなってたり、大規模なとこに所属しているVの方が配信を始めてたりして見覚えがある方も多いかと思います。私の周りにも嬉しいことに新作の風花雪月で初めてFEを触ったという方もチラホラ見受けられました。
ここで問題になってくるのが
「風花雪月からFEという作品に興味を持ったけど次にどの作品をやればいいか分からない」
と言った声が上がってくることです。
30年もの続いているタイトルなので数年ペースで作品を出してるとは言え数は十二分にありますから、悩むのも分からなくありません。そこに掲示板とかでどの作品がいいか見たり聞いたりしてみようと思えば、作品間派閥で争ってるもんだから余計わけ分からなくなって来るわけです。
というわけでここでは
とりあえず一個人の独断と偏見の意見になるけどそれぞれどんな作品か、どういうところがおすすめできるかできないかを紹介していく
と言った趣旨のものなります。
リメイク作品は元の作品と別のものとカウントし、発売順から紹介していくので古い機種のものなんて持ってないし興味もないとういう方は中後半あたりから読み始めるのをお勧めします。
作品名の横に対応機種を記載しているので参考にしてみてください。
- 初めに
- そもFEってどんなゲーム
- 暗黒竜と光の剣(FC,Wii,3DS,WiiU,Switch)
- 外伝(FC,Wii,3DS,WiiU)
- 紋章の謎(SFC,Wii,new3DS,WiiU,Switch)
- 聖戦の系譜(SFC,Wii,new3DS,WiiU)
- トラキア776(SFC,Wii,new3DS,WiiU)
- ファイアーエムブレムTCG
- 封印の剣(GBA,WiiU)
- 烈火の剣(GBA,WiiU)
- 聖魔の光石(GBA,WiiU)
- 蒼炎の軌跡(GC)
- 暁の女神(Wii)
- 新・暗黒竜と光の剣(DS)
- 新・紋章の謎 ~光と影の英雄~(DS)
- 覚醒(3DS)
- if(3DS)
- 0(サイファ)
- 幻影異聞録#FE(WiiU,Switch)
- ヒーローズ(スマヒョ)
- Echoes もうひとりの英雄王(3DS)
- 無双(3DS,Switch)
- 風花雪月(Switch)
- 終わりに
そもFEってどんなゲーム
任天堂の子会社であるインテリジェントシステムズ(IS)が開発を手掛ける作品で、シミュレーションロールプレイングゲーム(SRPG)を確立させた作品とされています。
敵兵力の壊滅、制圧拠点を目的するシミュレーションゲームに、ユニットごとに兵種の違いだけでなく顔グラや能力値、成長率の差などが設定されRPGのようにキャラクターの概念が入ったゲームになります。
よくある中世ファンタジーものですが、王侯貴族の主人公が軍隊を率いて大陸の平和を脅かす敵と戦うというのが共通した筋立てとしてあります。
表記として「ファイヤーエムブレム」、「ファイアーエンブレム」、「ファイヤーエンブレム」と使う人がいますがどれも間違い。ファイアーエムブレム警察が出勤してくることになるので気を付けましょう。一応どれも商標は取得しているようですよ。
暗黒竜と光の剣(FC,Wii,3DS,WiiU,Switch)
全てはここから始めった
記念すべきFE一作目。今なお遊んでいるコアなファンがいるとかいないとか。
皆さんご存じ(?)マルスが主人公のお話。
大分端折りますが、帝国に自国滅ぼされて亡命したら途中で姉が攫われたから助けに行くといった内容です。
正直風花雪月などを遊んだ人に進められるかというと「いや…」としか言えなくなります。というのも25年前のファミコンソフトなのでかなりUI、システム周りがガバガバです。FE初心者にこれを進めてくる知り合いがいたら縁を切った方がいいレベルです。てかいたらさっさと縁切った方が良いです。
シナリオだけでも追いたいなら後述の続編である紋章の謎や、リメイク版をプレイすることをお勧めします。
わりと酷評をしてはいますが、あくまでこの記事は「FE初心者が次にどれを触ればいいか」を主としているためです。ある種の地雷を踏んで「やっぱこのシリーズつまらんわ」となって欲しくないわけですよ。
作品としては全然悪くはないので、色んな作品に触り原点に帰ってみたくなった方はプレイしてみるのもいいかもしれません。
外伝(FC,Wii,3DS,WiiU)
外伝とは書いてるが暗黒竜の話を1ミリも知らなくても遊べる安心設計
暗黒竜と光の剣の外伝にあたる作品。
暗黒竜とは別大陸のバレンシア大陸が舞台で、辺境の村の少年アルムと教会育ちの少女セリカが主人公。
バレンシア大陸ではリゲル帝国、ソフィア王国で異なる神を信仰しており長きにわたる均衡が続いていたがついに崩れ始めてしまいます。二人は大陸を覆う戦乱の波をそれぞれの思いを秘め平和を求め立ち上がるといった内容です。
初心者がこれをやるな。
というのもこの作品、FEシリーズ本編全てを通して見ても突出して武器システム、敵種、進め方がかなり異なります。
魔法を使えば体力が削れ、敵も味方も考えられないほどの長射程で弓をぶっ放し、敵の魔女が魔防の低いユニットの近くに飛んできて集中砲火、そして極めつけにはレベルアップで育たない魔防、独自のワールドマップ方式etc...。毛色が違いすぎて困惑することに間違いなしな仕様変更がなされています。
これらを踏まえて安易に触るなっていう感じです。そも近年のゲーム体型に慣れてる奴が20以上前のファミコンソフトを触ろうとするな。シナリオだけでも知りたかったらリメイク作のEchoesをやってくれ頼むから。
紋章の謎(SFC,Wii,new3DS,WiiU,Switch)
1つの作品で楽しめる2つのシナリオ
初代に引き続きマルスが主人公のお話。
帝国と言う大陸を揺るがす明確な悪が居たのに対し、国とは忠義とは戦争とは何かを強く問われる内容かと感じます。
初作の暗黒竜と光の剣の続編にあたるこの作品、暗黒竜と光の剣のリメイクの第1部、その後日談である第2部が収録されています。暗黒竜でこっちやれっていったのはこういうことなんです。ハードがFCからSFCに変わったことによりグラフィック、演出やUIが強化、難易度を前作より落ち着かせ上手い事調整したゲームバランスの仕上がりになっています。
26年前もの作品となりますが、ヴァーチャルコンソール(以下VCと略す)で簡単に手に入りますし、今ではNintendo Switch Onlineに加入することで無料で遊べるのもポイントが高いです。
聖戦の系譜(SFC,Wii,new3DS,WiiU)
2つの世代、繋がる物語
世界観を一新し聖戦という戦争で平和がもたらされた伝説が残るユグドラル大陸が舞台。
世代が2代に渡り繰り広げられ親世代ではシグルド、子世代ではセリスが主人公となっています。
歴代の作品に比べ宗教色が強いシナリオとなっていて、国や宗教組織の間で起こる戦争が話の中心となります。
シナリオの評価がかなり高く、今でも一年に一度必ずクリアまでするというファンが数十人単位で存在するとまで言われ今でも根強いファンが居たりします。
システム面では旧作と大きく変わり独特なシステムが取られています。結構特殊なので慣れるまで時間がかかるかもしれません。
またお馴染み3すくみシステムも今作から追加されました。
大きな特徴としては、親子2代にわたりストーリーが展開されることがあります。このシステム面白いところがあり、親世代で結婚が成立していないと子世代で出てくるはずのキャラが登場出てこないのです。
つまり戦場で婚活をしなければならないのです。当然機動力の高いユニットが自由に恋愛できるわけで、小学生の時にあった足の速いやつはモテるみたいなのを思い出しますね。書いてて辛くなるようなことを書くな
もちろん婚活出来なかったときの救済措置があり、貴族の子ではなく平民のキャラが加入してきます。ただFEと言うゲーム、歴代通して実に貴族主義なゲームでそこらへんの平民より貴族の方が初期ステータスも成長率も高いです。
つまり親世代で婚活出来なければ子世代で地獄を見る羽目になってきます。
1つ大きな懸念点があるとすれば広大すぎるマップの存在でしょうか。
大体の作品のマップの4倍ほどの大きさを持ち合わせ、その大きさからその大きさから全10前後のマップをうまく組み合わせることで大陸全土を表すことができるほどだとか。
一応ターンごとのオートセーブが標準で用意されてはいるのですが、オート故取り返しのつかないセーブの仕方をして章の最初からやり直しなんてことはザラに起きてきます。
VC版ではゲーム内とは別にセーブ、ロード機能があるのでそちらを使うことをお勧めします。
バカ広いマップで敵を蹂躙しながら今後のことも考え結婚相談所もこなさなければならない不思議な体験がしたいのなら手に取って見てはいかがでしょうか。
シナリオだけでもという方は漫画や小説も出版されているのでそちらも是非。
トラキア776(SFC,Wii,new3DS,WiiU)
それいけリーフ盗賊団
いやほんとすみません真面目に書きます。
こちらは聖戦の系譜、子世代の主人公セリスの従兄弟に値するリーフが主人公の作品です。リーフがセリスの軍に本格的に参戦するまでの話を描いています。
出撃や武器の操作で前作の聖戦では独特のシステムが採用されていましたが、旧作のシステムに戻された部分が多く聖戦よりかは感覚的には遊びやすいのではないでしょうか。
さて盗賊団と言われる所以ですが、武器やアイテムが効果かつ資金調達が難しいのが原因にあります。そこで敵を捕獲し、物交換で武器を奪い、敵を解放するといった盗賊団まがいなことが必要不可欠となってきます。
お金が無くて困ったな。せや敵から略奪すればええんや。と言わんばかりなこのシステムまさに盗賊団。
また疲労というシステムが存在し戦闘や杖を使用することで蓄積してきます。出撃準備時に疲労が最大HPを超えてる場合は出撃することが出来ないという制限がかかってきます。これによりスタミナ管理を常に意識しながらプレイしていくことになります。
ちなみに主人公のリーフくん、強制出撃のため疲労というステータスが設定されていません。総大将のリーフくんだけ休むことが許されないなんてブラックな軍ですね。
感覚的には遊びやすいと書いてはいますが、疲労や資金繰りなどのタスクが常につきまとい攻略中にも頭に入れていなければならないのが難点といったところがあります。また聖戦のシナリオが分からないとわかりづらいところもあるのでまず聖戦をプレイすることをお勧めします。
封印の剣(GBA,WiiU)
携帯機でのノウハウを作り上げた一作
携帯機初のFE作品。
聖戦同様、こちらも世界観を一新しエレブ大陸が舞台。
主人公はスマブラにも出ているロイ。スマブラでしか彼を知らない人は別人ではと思うくらいにはイメージが変わるかと。気になったそこの君!是非ともプレイして本編を確認してみてくれ!
平穏を保っていたエレブ大陸は突如強力な軍事力を持つベルン王国によって崩されることになります。帝国は各地に侵攻していきますが、小勢力の1つであるフェレ家の嫡男ロイが軍を率いて立ち上がるといった話になります。
シナリオも比較的ドロドロとし結構複雑だった前作シリーズの聖戦と異なり、暗黒竜などと同様に王道な話で読みやすいのもポイント。
ゲーム部分もオーソドックスで楽しめる作品なのですがプレイする際一つだけ気を付けて欲しいのが、「増援即行動」システム。
半数近くの作品では敵が増援で出てきた時出現だけで1ターンを消費することが殆どなのですが、こちらの作品だと出てきて即殴りかかって来ます。なんとかなるやろと高を括ってたら増援のせいで壊滅なんてこともしばしば。
SFCまでは遡りたくはないけど昔のやりたいという方にはお勧めです。
烈火の剣(GBA,WiiU)
3人の主人公、3人の視点で見る一つの物語
舞台は封印の剣の20年前に遡ったエレブ大陸。前作主人公のロイの父親エリウッド、親友のヘクトル、遊牧民族の少女リンの3人が主人公の作品になっています。
3人分の主人公のマップ(併用してるものも多いが)があるのでボリュームたっぷりな仕上がりとなっており選ぶキャラによっても難易度が異なったりするので、シナリオを何周しても飽きにくい仕様になっています。
海外で初のFEということもあってか、一番最初にやるリン編では手厚いチュートリアルが用意されていて、過去のGBAでのシステムが分かっていなくても遊びやすくなっています。
また封印の剣の過去の話になっていていますが、海外で封印の剣が発売されていないこともあり、知識が全くなくても十二分に楽しめるシナリオとなっています。
GBA3作に言えることですが、仕様的にも今現在のシステムに近く遊びやすく、戦闘アニメもドットならではのかっこいいものが見れるため是非手に取っていただきたい一品。
聖魔の光石(GBA,WiiU)
異なる思い、叶わぬ願い
舞台は変わりマギ・ヴァル大陸。
双子の兄弟である兄エフラム、妹エイリークが主人公になっています。
マギ・ヴァル大陸では5つの聖石で魔王を封じ込めていましたが、最大勢力をもつグラド大陸が突如聖石を持つ各国へ信仰。広範囲で隣接していたルネス王国は、反撃もままならず陥落してしまいます。落城の際、国王は王女エイリークに同盟国フレリアへ逃れるように命じ、エイリークは数名の従者と共にフレリアへと向かうところから話が始まっていきます。
3DSより前の作品を触ってみたいと言われたら1番に勧めたい作品。
難易度も難しすぎることもないため過去の仕様に慣れていきたいときなどにおすすめです。
外伝と同様ワールドマップ形式を取っており、ストーリーの進行上行ける範囲は章ごとで決まってはいますが、レベリングが容易に出来るため主力キャラがロストした、先のマップが難しくて進めないなんて場合もなんとかカバーすることが可能です。
また外伝同様主人公が二人いて、中盤でエイリークかエフラムかの進行を追う分岐が生まれます。仲間が分裂することもなく引き継がれて物語進めることができますが、一方のシナリオを追うことしかできません。
全部のストーリーを追うのに最低でも2周することになりますが、1周するのにそんなに時間がかからないのですぐに見ることは出来るかと思います。
残念なところを挙げるとすれば2点。
・1,2を争うレベルで簡単な作品と言われており、難易度ハードでも他の作品を経験した人にとっては少し物足りなく感じる可能性があるところ。
・次の作品の蒼炎の軌跡と並行で製作していたのか、少しシナリオの粗が目立つところ。
この2点を鑑みても存分に楽しめる作品ですので是非とも手に取っていただきたいところです。
蒼炎の軌跡(GC)
FE初の3D作品
またまた舞台が変わりテリウス大陸のお話。
主人公は恐らくFE界で一番有名だろう男、アイク。
テリウス大陸では神に近い姿をし武器と英知を駆使し戦うべオグ、獣の特徴を持ち体を化身させ戦うラグズの2種類の種族で構成されていて、その勢力争いの歴史が築かれていました。長い歴史の中、抗争・和解を繰り返しながらもそれぞれの国を営んでおり、絶妙な均衡のもと安定した時期に入っていると思われていたが、人知れず動乱の火種が蒔かれていました。
クリミア王国にあるグレイル傭兵団。その団長の息子アイクは、任務の帰還中デイン王国の部隊との戦闘を余儀なくされ撃退。そこで1人の女性と出会うことで物語は動き始めていきます。
本作の一番の特徴としては、マップ、戦闘が全て3Dで表現されているところになります。
以前のドットならではのカッコよさもありましたが、3Dならではの演出なども見どころです。
ゲームシステムとしてはトラキア776振りにスキルシステムが帰ってきたところ。
アイクの代名詞といってもいい「天空」は奥義スキルに分類され、与えたダメージ分HPを回復する「太陽」、相手の守備を半減させて攻撃する「月光」の2回連続攻撃する奥義となっていて、その性能も相まって人気になったとも考えられます。ちなみに天空を打つときは叫ばないので期待しないように。
残念な点があるとすれば、敵ターンスキップ機能がないところでしょうか。
マップ上でも3Dで動き戦闘アニメを省略していてもモーションは挟むため、敵軍の数が多すぎるときは少し退屈な時間が多いなんてことも。
時間に余裕があるなら是非ともと言いたいのですが、実はこの作品入手難易度がかなり高いです。
今でも中古で買おうものならフルプライス前後は当たり前、そもそも対応ハードを用意しなければならないなどと遊ぶまでの環境作りが必要となってきます。
任天堂やISがリメイクや移植を出すのを願うばかりです。
暁の女神(Wii)
共に戦い、共に生きる
蒼炎の続編作品。こちらも紋章の謎と同じで前作をプレイしていなくても難なく遊べはするが、極力前作のシナリオを見てから手に取っていただきたい一作。
全4部構成になっており、各部によって主人公が異なります。
前作の戦役から3年の時が経ち、旧デイン王国ではベグニオン帝国の圧政に苦しんでいました。そんななか、不思議な力をもつ主人公である銀の髪の乙女ミカヤはデインの民を救うため暁の団として救済活動を行っていました。先王の遺児の情報を入手したミカヤはベグニオンの圧政から祖国を解放するために立ち上がるといった話から始まります。
システム面では蒼炎の軌跡とほとんど変わらないためここでは割愛させていただきます。
蒼炎とほとんど同じ仕様をしてるということは敵、友軍ターンをスキップすることができません。多くて2,30体だしそこまで長くならんやろと思うそこのあなた。総勢100近くいるマップで全く自軍に被害を及ぼす様子がなく、ただただ敵軍と友軍が殴り合ってる様を見続けるのは耐えられますか?私は耐えられない。
どうせ1マップだけでしょと思うなかれ、後半では3,40体は当たり前に敵が出てきます。
急いでプレイしてても相手ターン飛ばせないというだけで割と時間を食うことになるので時間に余裕がある方にお勧めです。
もともと3部作の予定だったらしいのですが、売上の関係上暁の女神でテリウスシリーズを終わらせなければならなく、終盤では打ち切り漫画よろしく急速展開があったりとちょっと気になる部分もあるかもしれませんが、そこはご愛嬌と言うことで…
新・暗黒竜と光の剣(DS)
帰ってきた原点
シリーズ1作目の暗黒竜と光の剣のリメイク作品。
シナリオも特に変わることなく今に近いシステムで遊ぶことができます。
当時なかった3すくみも導入されており遊びやすい一作となっています。
ただこの作品古参には不評で特に非難を受けているのが、新キャラクターが追加されたのはいいものの仲間にするには特定の人数をロストさせてなければならないという仕様を持ちます。
これが何を意味するかと言うと、全ての仲間を軍に入れ失わずにクリアするパーフェクトプレイの存在を公式が否定してきたということになります。
そも通常プレイしていく上で、キャラがロストしたらリセット上等なゲームでやることではないんですよ。
シナリオの都合上でどちらか一方しか選べないなんてことは過去(外伝、聖戦)でありましたが、キャラを失わないと新規キャラと会えないとなるとまぁ非難轟々になるよねとしか。
新規キャラを仲間にできる外伝に見向きをしなければ普通に遊べる作品なのでシナリオだけでもという方は手に取って見てはいかがでしょうか。
新・紋章の謎 ~光と影の英雄~(DS)
シリーズ3作目の紋章の謎のリメイク作品。
リメイク元とは異なり、全2部構成であったのが第2部のみの収録となっています。
主人公はマルスだけでなく、自身の分身であるマイユニットが追加。
マイユニットが戦死した場合ゲームオーバーになりますが、基本強制出撃ではないのでメインシナリオのマップで一切出さずにクリアなんてことも可能。
前作新暗黒竜ではキャラをロストしなければ会えなかった新規キャラも、今作では一定ターン数クリアなどで解放される外伝で仲間にすることができます。
新規層が入りやすいようこの作品で倒れた仲間が次の章で復活するカジュアルモードが追加されたのも特徴の1つでしょうか。
カジュアルは色々意見が分かれますが個人的には全然ありだし、少しでも難しいと思ったらカジュアルで慣れていって欲しい所存です。
シナリオも特に変わりはないのですが、プロローグをはじめとした騎士見習いとしてマイユニットが所属した第7小隊周りの話が追加されています。
また97年当時サテラビューとして配信されたアカネイア戦記のマップとシナリオがリニューアルされたものが収録されています。
第1部の暗黒戦争編が無くとも、追加要素で遊び倒せる一作です。
覚醒(3DS)
FEシリーズを救った救世主
英雄王マルスがいた時代から数千年時を超え、アカネイア大陸から大陸へ名を変えた場所が舞台。
「俺は負けん!」って言ってたら外伝作品で魔剣になってしまったクロムと、自分自身を作成できるマイユニットが主人公。
実は本作、売り上げが伸び悩み任天堂から「次売れなかったらシリーズ打ち切りね」と勧告されていました。そこで新規層を取り入れられるよう、人気声優の起用、わかりやすいUI、流行り?のマイユニット、好きなキャラとの結婚システム、等色々ぶっ込んだら無事売り上げが伸びましたとさ。これが救世主たる所以となっています。
今作の特徴としては「デュアル」システムが大きく挙げられます。これはユニットを装備品として付けることができ、ステータスの上昇、装備品のスキル使用可能、戦闘後装備品への一部経験値付与、一定確率で攻撃,防御を行います。数の不利が出来はしますが、それを凌駕するほど戦力向上します。困ったらダブル、ロストしそうだから避難先としてダブル、育てたいからダブル、とやってるだけで多分クリアできるんじゃないですかね。
難易度に関しても難しすぎることもなく、ダブルの仕様を理解できればハードでも単騎攻略が可能なほど。
シナリオに関しては賛否両論あるが、個人的にはそこまで悪くないのではと考えています。人によってはDLCの子世代の話が本編とまで言う人もいるとか。
公式の露骨なキャラ弄りが覚醒,ifと2作品続いてあるため、苦手な雰囲気と感じたらさっさと逃げるが吉。ちなみに聖戦同様子世代というものがありますが本編でろくに絡んでこないので忘れてもらって大丈夫です。
if(3DS)
3つの国、3つの選択、3つの結末
問題児
覚醒と数千年前(マルスの世代よりもっと前)の世界らしいですがそこまでつながりがあるわけでもないです。
シナリオに関しては書く気が全く持って起きないから省略。知りたかったら自分で調べとくれ。
ただそのシナリオを省けば何時間でも遊べるFEだと思っています。
色々言われてるシナリオには様々な意見があると思いますが、個人的な考えを言うとただの苦行。正直全スキップでもいいレベルの代物。これ楽しんで読めましたって人はどんな劇物でも喰らうことが出来んじゃないですかね。kbysの無駄遣いにも程があるぞIS
ゲーム部分はとても楽しめる一品。
ゲームシステムの一番の特徴としては攻陣防陣。
これは前作のデュアルシステムを元にしており
・攻陣は隣接している味方ユニットが追撃を行う
・防陣はデュアルのようにユニット装備品として装備しステータスの向上、戦闘することで貯めるゲージを使い相手の攻撃を防御、攻陣の追撃を無効
といったシステムになります。
このシステムにより戦略の幅が広がり、敵も陣を駆使してくるためシミュレーションゲームとしてはかなりの面白さがあると考えています。
バージョンによってシナリオや敵の種類が大きく異なるためそれぞれ挙げていきます。
白夜
和をモチーフとしたデザイン。
暗夜王国と戦うことになっていきます。
デバフを撒かれることがそこまでなく、多くの作品と同じようにプレイすることができる。本編とは異なるマップが毎章用意されており簡単にレベリングが可能。
RPGのように自由度の高い育成をしたいのならこちら。
闇夜
洋をモチーフとしたデザイン。
白夜王国と戦っていくことになります。
白夜の忍者にデバフをばら撒かれまくる。汚いな流石忍者きたない。
白夜と違い、歴代FE同様メインシナリオ一方通行の形を取っているので、自由な育成は出来ません。
マップも白夜より難しめなものも用意されており、手ごたえのあるFEを遊びたいのならこちら。
0(サイファ)
絆で戦うカードゲーム
久々に復活したTCG。
生放送内でのプロデューサー曰く「FEをより広く知ってもらう、盛り上げるために事業を始める際TCGに白羽の矢が立った」とのこと。
詳しくはこちらを一読してもらえるとよく分かるかと。
TCG界隈ではお馴染みのイラストレーターの方や原作絵師の方々による美麗イラストは評価が高く、サイファをプレイしないコレクターが3,4割占めてたとかいう話もあったりします。
大きな特徴としては某TCGにおける魔法や罠が無く、全てキャラクターのカードのみで構成されていることです。
ゲームのシステムとしてはカードの効果で自分の盤面を広げていったり相手のを処理したりとここまではよくある話なのですが、いざ戦闘となると坊主めくりをして引いたカードの能力分プラスして戦闘力を競うといった世にも珍しい方式を取っています。
文だけで説明難しいから気になったらここ読んでもらえると幸いです。
ただ悲しいことに商品展開が10月1日に発売したパックで終了、イベントサポートも21年3月末までで終了となってしまいました。
売り上げが悪かったせいじゃないと公式からは言われてるのが救いではあるが、辛いもんは辛いなサム。
幻影異聞録#FE(WiiU,Switch)
FEと芸能、異色の邂逅
ペルソナシリーズ等を手掛けるアトラスとのコラボ作品。
コラボ作品とは銘打ってものSRPGではなく純粋なRPGで、中身もごりっごりのアトラスゲーになっています。
アトラスの得意分野であるファンタジーと日常が合わさった現代劇に上手くFEの要素が入り込んだ作品になっています。
主人公である蒼井樹はとある事件をきっかけに、異世界イドラスフィアに迷い込み、侵略者ミラージュに対抗しうるミラージュマスターに覚醒します。その後対ミラージュ組織である芸能事務所「フォルトナエンタテイメント」に所属し、現代では「芸能界」で活動し、異世界ではミラージュとの命を懸けた戦いに挑んでいくことになります。
扱っているテーマがベースが中世ファンタジーのFE、芸能とかなり異色な組み合わせですが、中身は超が付くほどのTHE・王道RPG。
全部の要素を上手い事調理しててプレイ当時感服の一言しかありませんでした。
癖が強いアトラスゲーが難なく遊べる方は楽しめる一作です。
Switchでは20年1月に欧米版をベースとしたEncoreとして移植作が発売。新規楽曲やシナリオが追加されました。それに乗じアルバム発売、ライブ開催と乗りに乗っていたのですが某アレのせいでイベントはほとんど消え去りましたとさ。許せねえ…許せねえよ…
ちなみに私は払い戻し対応になったチケットの払い戻しを忘れました。
ヒーローズ(スマヒョ)
手ごろなFEがここに
ポケモンを除く任天堂作品では2つ目のソシャゲ。買い切り型のマリオランとは異なり(みんな大好き)ガチャ方式を取っているよくあるソシャゲ。
スマホでやる都合上8×6のマップ(例外あり)で自キャラを最大4体を操作しクリアを目指していくことになります。
度重なるアプデで専用武器やスキルが追加されたことにより、幅広いカスタマイズ性だけでなく、ステータス配分上そのキャラにしか出来ないことがあるなど割と自由度は高い方。
サービス開始初期には
・既存キャラに頓珍漢なことを言わせる
・名言を迷言に改変
・145度くらいズレてるキャラ紹介文を書く
などしてシリーズプレイヤーを愚地独歩にしたことはあまりにも有名。
今は既存キャラを扱うことに関してはだいぶマシにはなってきていますが、メインストーリーは初期から変わらず独自の方向に突っ走っています。(なんのんすかね、これ。)
そろそろサービス開始から4年が経つため、歴代作品全てのキャラ網羅は出来ていないがメジャーどころは抑えているこの作品、キャラ数だけは立派なのでわりと好みのキャラを探すのに適してはいます。
なのでとりあえず無料ガチャでも回してティンときたboy&girlがいたら、その子の該当作品をプレイしてもらう方針を個人的に勧めてたり。
というかインフレ進みまくって今から初心者入れると思えんからキャラだけ引いて本編やれ本編。
Echoes もうひとりの英雄王(3DS)
徹底的にリメイクした現代風アレンジ
シリーズ2作目の外伝のリメイク作品。
歴代から見ても異色な独自性を持つ外伝を、その独自性を残すだけでなく活かしてリメイクされています。
シナリオも当時FCであまり多くを描くことが出来なかったものをベースとし、追加キャラとともに肉付けされたものになっています。
このシナリオかなり評判がよく、警戒してた古参が手のひらを返しまくった様子が当時Twitterで多々見受けられました。
システムとして大きな特徴は「ミラの歯車」存在。
風花雪月をプレイした方には「天刻の鼓動」とほぼ同じであると言えば伝わるでしょうか。
このシステムは戦闘時の行動を一手単位巻き戻すことが出来るシステムになっていて、味方が急な奇襲でロストした、他の攻め方を試してみたいなどというときに便利なシステムです。
ただ流石に無制限で扱えるものではなく、1マップに数回までと回数制限があります。
歯車を使っても変えることが出来ない未来もあるので、使いどころがとても重要になってきます。
また全編フルボイスになったのもこの作品から。
Switchのように簡単にシェア出来る機能がないからあまり目立ちませんでしたが、そこらにいるモブでさえフルボイスだったので、界隈ではかなり驚かれていました。
とても遊びやすくなっていて外伝のストーリーをゲームとして楽しんで追いたいという方にお勧めです。
無双(3DS,Switch)
SRPGと無双、異なるゲームの調和
コーエーテクモゲームスとのコラボ作品。
こちらもif同様シナリオを省けばあっという間に時間が溶けるFE。
当初発表された時FEキャラでモブどもぶっ飛ばせるんかヒャッホウってなってたら、思ってた以上にFEしてた作品。
元々無双シリーズには、どこにキャラを配置してどこに攻め込ませるか等の要素があったためFEシリーズと合わないわけが無いんですよね。そこに三すくみや特攻などを追加することでFE色が濃い無双ゲーが出来上がっています。
操作キャラで気持ちよくなってたらいつの間に本陣を取られてた、味方の元に苦手な武器種の相手に攻め込んできて陣営を取られた、などの事故を未然に防ぐために、操作しながらも全体マップを注視し常にタスクを振り分けていく必要があります。
無双ゲーをやっているはずなのにFEをやっている感じがクセになってくるので、本編やるほど気力に余裕ないけど無双なら余裕ありそうって時にはお勧めです。
シナリオはオリジナルキャラいるしお祭りゲーだしで色々と察してくれ。
風花雪月(Switch)
生徒の命はあなたの手中に
約12年振りに据え置き機で発売された現行最新作。
発売当初にはTwitterを阿鼻叫喚の渦に仕立て上げたとか。
元々ここから入ってきたのをこの記事メインターゲット層としているので多くは語るつもりはありません。
1つだけ言うとすれば、歴代の作品でもエグイのは多々あったけど大抵同じ方向性だったのが、この作品で急にエグさのベクトルが変わっていることでしょうか。覚悟してても別次元で教えてた子と戦争すんのクソ辛いんすわ…
逆もまたしかりと言うことなので、風花雪月から入ってきた方には心を強く持っていって欲しいですね。
終わりに
書き始めたときはこんな長くなるとは思わんかった。(後悔の念)
こんなクソ長い駄文を読まんでも興味ある方は何かしらに手を付けているかとは思いますが、あと一歩が踏み込めずに悩んでいた方の助けになれるなら幸いです。
10日に増援が来なければ次回は11日のコットンさん(@cotton_alta_)の記事です。
文鎮となったAlexaでDiscordbotを音声操作する
この記事はTCU-CTRL場外乱闘 Advent Calendar 2019 - Adventar7日目の記事です
前回の記事はこちら。
mak1a.hatenadiary.com
話の流れで適当に追い土嚢ゲーム提案して軽く仕様を伝えたのに、公開されたの見たら全く違ってキレ散らかした覚えがありますね。さっさと作り直して。
初めに
皆さんスマートスピーカーをお持ちですか?昨今では随分と手頃な値段で買えるようになってきて、セールで500円で買えたりするような代物になってきました。
ただそんなの持ってて使ってるのとよく言われるのですが答えはNOです。TDNスピーカーです。スマート要素は何処に行ったんでしょうね。
それにうちの子は最近は音すら出してないです。
もう音の出る文鎮ではなく文鎮と言い直した方が良いですね。
ただ文鎮として埃を被せたままにしとくのはあまりにも勿体無いし何か有効活用できたらなぁ…。声で操作出来るし何かその利点を使えたらなぁ…。
あ゙っ゙!゙!゙!゙
コントローラー操作してたらキーボード打てないやんけ‼︎‼︎‼︎声で操作したろ‼︎‼︎‼︎
ということでこの記事ではスマートスピーカー、Alexaを利用してDiscordを音声入力をやってみようという記事になります。Alexaのスキル開発とは違うんでそこら辺はご了承下せぇ...
Discordbotの作成
何も準備なしにAlexaに語りかけても「すみません、よくわかりません」と言われるのがオチです。まずはDiscordでBotを作成し、手動でコマンドを打ったときに反応してくれるようにしていきます。
今回作るBotは今日で発売からちょうど1周年の大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIALのアシスタントとして使えそうなものを作っていきます 。今のトレンド的にポケモンの方がよかったのでは…?
どういうものを作っていくかというと、
ボイスチャンネル内にいるユーザーの中から二人選んで、別ファイルに纏めたステージファイルから5つステージを選択(重複あり)してくれるBotです。
スマブラの専用部屋って勝ち抜けか負け抜けだけで部屋に複数人いるときに人指定してn先とか出来たらなぁって感じで作ることになりました。
ステージを指定してるのは元よりランダム設定しないで終点化で固定する輩がいたりするためです。釘刺しとけばちゃんと変えてくれるでしょう。
それでは作業に取り掛かっていきましょう。
まずbot用のアカウントを作成していきます。
discord developer portalでアカウントを登録し、使いたいサーバーに招待します。
詳細の手順はこちらの記事で説明されています。
Discord Botアカウント初期設定ガイド for Developer - Qiita
ソースコードについてダラダラと話してる訳にも行かないので、コードだけ載せておきます
require 'discordrb' require 'csv' #idの記述 Token = "自分のToken" Client_ID = 自分のCLIENT ID #変数に代入、!でコマンド呼び出し bot = Discordrb::Commands::CommandBot.new token: Token,client_id: Client_ID,prefix:'!' stage = CSV.read('stage.csv') bot.command :smash do |event| server = bot.servers.first[1] for num in 0..server.channels.length do if server.channels[num].name == "ゲーム" then users = server.channels[num].users #プレイヤーピック 2.times do |num| event.respond "#{users[rand(users.length)].name}" end #ステージピック 5.times do |num| event.respond "#{stage[rand(0..stage.length)][0]}" end end end end bot.run
欠陥があるけどとりあえず動いてるから良し!ってことで次に行きましょう。色々探して書いてをやってたけどダメだったんで気が向けば直すんじゃないですかね(多分しない)
ステージが記載されてるcsvはこんな感じになってます。
終点 戦場 ポケモンスタジアム2 カロスポケモンリーグ 村と街 すま村 ヨッシーストーリー ヨッシーアイランド ライオットクルーズ プププランド 夢の泉 ワイリー基地 メメントス ミッドガル KOFスタジアム
公式大会のステージとかよくわかんないけどよく見るやつはこんなところでしょうか。
あとはこれをコンパイルして実行するとチャンネルにBotが出現します。
それではコマンドを入力してみましょう
ボイスチャンネルから2人選びステージもcsvファイルから5つ選ばれたことが確認できましたね。
これでBot”は”完成です。コマンドを音声入力で出来るようにしていきましょう!
Herokuを使ってみる
さぁ音声入力を出来るようにしよう!と言いたいところですが、Botを動かすにしても常時pcをつけっぱで動かしっぱなしもあまり現実的ではありません。
ただサーバーに置くとしてもそもそも持ってなかったりBot1つのために借りるのもなんだかなぁ...と思うかと思います。そこで今回扱うサービスは「Heroku」になります。
jp.heroku.com
簡単に説明しますと、サーバーとかで管理するのを何もかもすっ飛ばして(Herokuに任して)リポジトリを投げつけるだけで実行できるようになります。
そしてありがたいことに基本料金は無料。実行時間が月1000時間超えるには課金が必要となってきますが、1月は744時間です。つまり実質無料となります。
メールアドレス1つで登録することができるので、アドレスの数だけサービスを無料で公開出来るぞ!!常識のある範囲で使おう!!
それでは早速Herokuの準備と参りましょう。
特にこれと言って難しいことはありません。アカウントを作って、アプリの作成して、リポジトリをデプロイして、実行する。これで終わりです。
アカウント
アカウントを作成してください。ここでつまづくようでしたらそもそもdiscordのアカウントすら作れてるか怪しいので諦めてください。
アプリ
登録が完了したらアプリを作成していきます。
完了したら画面内に「Create New App」が出てくると思うのでをクリックしましょう。
すると下図のような画面になると思います。
名前を決めてサーバーが置いてある所を選ぶのですが、「アメリカ」と「ヨーロッパ」しか選べません。おま国と言われてますがサービスが使えてるだけでもよしとしましょう。
リポジトリ
デプロイする方法は多数ありますが、今回はgithubを使っていきます。
最近(?)ではプライベートリポジトリが作れるようになったりと便利になったものですが、いざ公開しようとなるとコードがそのままではBotの接続コードが他人が見れる状態になってしまいます。これはあまりよろしくありませんね。ここでHerokuの機能を使いコードを環境変数としてしまいましょう。
アプリケーションの「Setting」から「Reveal Config Vars」を選択、(コード)を環境変数として登録します。
登録した環境変数を呼び出すには以下のように書き換えます。よかった、これで解決ですね。
ただこれだけではアプリケーションを実行できません。
Herokuを利用する際に必要なファイルを作成していきます。
Gemfile、Gemfile.lockを作る
Herokuでライブラリを使用するためには使ったものをGemfileに記述する必要があります。
Gemfile(拡張子“なし”)を用意し以下のように記述します。
source "https://rubygems.org" gem 'discordrb' gem 'csv'
用意できたらターミナルで
bundle install
を実行するとGemfile.lockが自動生成されます。
Profileの作成
Herokuで実行するコマンドを記述するファイルです。Herokuでターミナル上でファイルを実行する際に入力するコマンドを記述していきます。
bot: ruby main.rb
これで必要なファイルは用意できました。改めてGithubにプッシュしてデプロイしましょう。
IFTTTでお話し出来るようにする
さてようやく音声入力を出来るようにしていきます。Alexaにはスキルという固有の開発環境がありますが、登録が面倒(?)だったり、Lambdaの知識が必要だったり(単に作ってるときに私がスキルの存在を忘れてたり)で敷居が高く感じられる所があります。
そこで今回はWebサービス同士を連携させることができる「IFTTT」を使用していきます。
複雑なことはできませんが、今回は「コマンドを入力する」という単純な連携を目的にしているためちょうどいいですね。ありがたく使わせていただきましょう。
垢
作りましょう。以上。
Webhookの取得
音声入力によって入力するコマンドを投稿したいテキストチャンネルを右クリックし、チャンネルの編集。Webhooksからwebhookを作成します。同じ手順を踏めばいつでも見れますが、すぐ使うことになるので忘れないうちにURLをコピペでもしておきましょう。
IFTTTで設定する
IFTTTでは既存のシステムを使用することが出来るのですが、まぁ大抵自分の思い通りの物は無い物です。なので1から作成していきます。
ホーム画面に行くとアイコンの隣にあるExploreをクリックすると選択画面に移りますが、これが既存のシステムなので+の部分をクリックしましょう。
すると下図の画面が出てきます。
ここに書かれてる「If This Then That」を省略すると「IFTTT」になるそうです。よく考えますよね。
日本では義務教育で英語を習うのでこれを読んでる人は何となくのニュアンスは分かると思いますが、「これが起こったらあれをする」といった感じです。
今回の場合は「Alexaでトリガーを起動したら、WebhookにjsonをPOSTする」ことになります。
まずはthisの部分を設定していきます。
クリックすると指示を出すプラットフォームの選択画面に移ります。
検索画面からAlexaを選択すると認証画面に移るので設定しましょう。大体の方がAmazonのアカウントと紐づけてると思うのですぐに終わると思います。
次にプラットフォームに何をさせるかのトリガーを選択していきます。今回はalexaに話しかけて反応させたいので「Say a specific phrase」を選びます。
次の画面でAlexaを反応させるためのフレーズを設定します。今回は「discord スマッシュ」にしました。
thisの部分はこれで終わりです。
次にthatの部分を設定していきます。
thisの時と同じ容量でwebhookを検索し設定していきます。
先程保存しといたであろうURLを貼り付けたり、Method、Content Type、Bodyを設定していきます。
Bodyのcontent部分がチャットに入力される部分になるので、ここにbotの呼び出しコマンドを入れていきます。
以上でセッティングが完了です!早速動かしていきましょう!
動くのを見てみる
撮影したり設定とかがめんどかったから動画は無いぞ!!!
この先は君の目で確かめてくれ!
というのも流石にあれなんで一応動いた証だけでも載せておきます。